
猫との暮らしをもっと楽しく快適にするために、手作りで遊び場を作りたいと思ってるんだよね



いいね!市販のキャットタワーやハウスも便利だけど、手作りなら世界でたった一つの遊び場ができるよね



うんうん!市販品よりもコストを抑えられるし、作る過程自体も楽しめると思うんだ



じゃあ今回は、初心者でも取り組みやすいDIYアイデアと、作る際の具体的なポイントを紹介するね!
- 猫との暮らしをもっと楽しくしたい方
- DIYに興味はあるけれど、どこから始めればいいか迷っている方
- 賃貸でも設置できる猫の遊び場を作りたい方
- 市販品では満足できず、オリジナルの遊び場を作りたい方
- 多頭飼いで、猫それぞれの居場所を作りたい方
猫の「遊び場」をDIYすると、こんなメリットがある!


メリット①:しっかり運動できる
室内飼いの猫にとって、十分な運動量を確保することは健康管理の重要なポイントです。キャットウォークや階段を設置することで、高い場所に登ったりジャンプしたりする機会が増え、自然と運動量がアップします。特に、垂直方向の移動は体幹を鍛えることができ、肥満予防にも効果的です。
獣医師によると、成猫の1日の必要運動量は約30分とされていますが、遊び場があることで自発的な運動を促すことができます。
メリット②:ストレスを軽減できる
猫は本来、狩りをしたり隠れたりする行動が大好きな動物です。遊び場があることで、これらの本能的な行動を満足させることができ、ストレス解消につながります。
特に、高い場所から周囲を見渡せる空間があると、猫は安心感を得られます。獣医行動学の研究では、適切な環境エンリッチメント(環境改善)により、問題行動が約40%減少したという報告もあります。
メリット③:カスタマイズ自在で部屋に合わせられる
市販品と違い、DIYなら自宅の間取りや家具の配置に合わせて、ぴったりサイズの遊び場を作ることができます。賃貸住宅でも、壁や家具に傷をつけない工夫(コマンドフック活用や突っ張り棒での固定など)で、素敵な遊び場空間を作れます。
また、インテリアの雰囲気に合わせて素材や色を選べるため、お部屋の雰囲気を損なうことなく設置できます。
メリット④:多頭飼いでも快適に暮らせる
複数の猫を飼っている場合、縦方向の空間を活用することで、それぞれの猫が自分の居場所を見つけやすくなります。猫は基本的なわきあいが上手な動物ですが、高さの異なる場所に複数の休憩スポットを用意することで、さらに快適な環境を作ることができます。
行動学的には、猫は垂直方向の住み分けを好む傾向があり、これを利用することでストレスのない共同生活が実現できます。
メリット⑤:猫ともっと仲良くなれる
DIYした遊び場で一緒に遊ぶことで、猫との絆が深まります。また、猫の好みや行動パターンを観察しながらDIYすることで、より愛猫に適した環境を作ることができます。
さらに、遊び場の改良や新しい要素の追加を通じて、継続的に猫との関係を育むことができます。
猫が楽しめる!おすすめDIYアイデア10選


アイデア①:キャットウォークを設置する
キャットウォークは、壁に沿って設置する棚状の通路です。幅20-25cm、奥行き20cm程度あれば、ほとんどの猫が快適に歩行できます。材料は、ホームセンターで入手できる棚板(メラミン化粧板など)と、L字金具やコマンドフックを使用します。
設置高さは床から120-150cm程度が理想的で、途中に休憩スポットを設けるとより使いやすくなります。
アイデア②:ステップ(階段)をつくる
縦の移動を楽しめる階段は、運動不足解消に効果的です。ステップの間隔は猫の体長(通常40-50cm)の1.5倍程度を目安に設置すると、快適にジャンプできます。
材料として、15×20cm程度の棚板を使用し、段差は30-40cm間隔でつけていきます。表面は滑り止め加工を施すか、カーペットを貼ると安全です。
アイデア③:キャットハウスをDIY
箱型キャットハウス
最も基本的な形状のキャットハウスは、幅45cm×奥行き35cm×高さ40cm程度のサイズが扱いやすいでしょう。材料には12mm厚程度の合板やMDF(中密度繊維板)がおすすめです。入口の大きさは直径20cm以上確保すると、大きめの猫でも出入りしやすくなります。
内部には柔らかいクッションや毛布を敷き、快適な空間を作りましょう。清掃性を考慮して、底面は取り外し可能な設計にすると便利です。
サイドステップ付きのデザイン
基本の箱型に、サイドステップを追加することで、より魅力的な遊び場になります。ステップは幅15cm×奥行き20cm程度で、2-3段設置するのが一般的です。
段差は25-30cm間隔にすると、無理なく上り下りできます。ステップには滑り止めのカーペットを貼ると安全性が増します。
アイデア④:布タイプのハンモックを設置
猫専用ハンモックをDIY
耐荷重性のある布(帆布やデニムなど)を使用して、40cm×60cm程度のハンモックを作ります。生地は二重にして強度を確保し、縁は三つ折りにして丈夫に縫い合わせます。
猫の体重(通常4-6kg)の3倍程度の耐荷重を想定して設計すると安全です。生地は洗濯可能なものを選び、取り外しやすい仕様にすることで、清潔に保てます。
しっかり固定できる吊り下げ金具の選び方
ハンモックの固定には、耐荷重20kg以上のフック金具を使用します。天井や壁に取り付ける場合は、下地センサーで補強材のある位置を確認することが重要です。
賃貸の場合は、突っ張り棒を利用して、壁や天井を傷つけない方法で設置できます。
アイデア⑤:ドーム型(宇宙船タイプ)のハンモック
透明アクリル板(厚さ3mm以上)を使用して、直径40cm程度のドーム型スペースを作ります。視界が確保できる透明素材なので、猫は周囲を見渡しながらリラックスできます。
縁は面取りして安全性を確保し、通気口(直径3cm程度)を2-3箇所設けることで、快適な環境を維持できます。クッションは取り外し可能にして、清掃性に配慮します。
アイデア⑥:上級者向け!吊り橋(キャットブリッジ)
キャットウォーク同士を繋ぐ吊り橋は、猫の冒険心をくすぐる遊び場になります。幅20cm×長さ80-100cm程度の板を基本に、両サイドに高さ15cm程度の手すりを設置します。
床材には滑り止め加工を施し、揺れ過ぎないよう適度なテンションで設置することがポイントです。支柱との接続部分は、ボルトやナットでしっかり固定します。
アイデア⑦:キャットタワーをDIYする
支柱には直径10-12cmの丸太や角材を使用し、高さは150-180cm程度が標準的です。支柱を30cm間隔で横方向に配置し、麻縄(直径6-8mm)でしっかり巻き付けて爪とぎ部分を作ります。
休憩スペースは30cm×30cm程度の大きさで、高さの異なる位置に2-3箇所設置します。土台は60cm×60cm以上にして、安定性を確保しましょう。
アイデア⑧:トンネルを設置する
段ボールや布で作るトンネルは、猫の狩猟本能を満足させる格好の遊び場です。直径30cm、長さ100cm程度のトンネルを基本に、途中に覗き穴(直径10cm)を設けると、より楽しい空間になります。
素材は通気性の良い布や、表面を布やカーペットで覆った段ボールを使用します。洗濯や交換が容易な設計にすることで、長く使えます。
アイデア⑨:ボールプールを作る
50cm×50cm×高さ30cm程度の枠を作り、直径6cm程度の柔らかいプラスチックボールを100個程度入れます。枠の材料には軽量な塩ビパイプや木材を使用し、内側には清掃しやすい生地を貼ります。
底面には滑り止めマットを敷き、安定性を確保します。ボールは定期的に洗浄できるタイプを選びましょう。
アイデア⑩:爪とぎ付きの遊び場を作る
キャットウォークやハウスの一部に、爪とぎスペースを組み込みます。麻縄(直径6-8mm)を巻き付けた柱や、サイザル麻のマット(30cm×45cm程度)を設置します。
爪とぎ部分は交換可能な設計にし、高さは猫が立ち上がって十分に伸びられる40-50cm程度を確保します。
猫用の遊び場をDIYする際の注意点


注意点①:耐荷重を考慮する
猫の体重の3-4倍の耐荷重を想定して設計しましょう。特に高所に設置する遊び場は、固定具の選定が重要です。金具類は必ずJIS規格品を使用し、定期的に緩みがないか点検します。複数の猫が同時に利用する可能性も考慮に入れましょう。
注意点②:しっかり採寸して作る
設置場所の寸法を正確に測り、猫の体格に合わせたサイズ設計が重要です。特に通路部分は、猫が体を回転できる余裕(最低でも幅20cm)を確保します。また、高さのある遊び場を作る場合は、天井までの距離も考慮に入れましょう。
注意点③:安全に仕上げる工夫
すべての角には面取りを施し、突起物は可能な限り排除します。固定具は埋め込むか、カバーで保護しましょう。素材は無害なものを選び、塗装する場合は必ずペット用の安全な塗料を使用します。
電気コードやブラインドのひもなど、絡まる危険のあるものは周囲に置かないよう注意が必要です。
注意点④:掃除のしやすさを意識する
猫の毛やホコリは意外なところに溜まりやすいものです。定期的な清掃を前提に、取り外しや分解が容易な構造を心がけましょう。布製パーツは洗濯可能なものを選び、木部は防水加工を施すことで、長期使用に耐える遊び場になります。
また、掃除機が届きやすい設計にすることで、日常的なメンテナンスが楽になります。
注意点⑤:猫の性格に合わせる
活発な猫には十分な運動スペースと高低差のある遊び場を、おっとりした猫には落ち着いて寛げる空間を重視します。多頭飼いの場合は、それぞれの猫の性格を考慮し、適度な距離を保てる配置を心がけましょう。
また、新しい遊び場に慣れるまでは、無理に誘導せず、猫のペースで探索させることが大切です。
猫が快適に遊べる空間をDIYでつくろう!


DIYで作る猫の遊び場は、愛猫との暮らしをより豊かにする素晴らしいプロジェクトです。この記事で紹介したアイデアを参考に、ぜひあなたの猫に合った理想の遊び場を作ってみてください。



最初は小規模なものから始めて、猫の反応を見ながら徐々に拡張していくのがおすすめだよ
安全性と使いやすさを重視しながら、猫と一緒に楽しめる空間づくりを目指しましょう!